【やる気】1番に挙手しろ

どこの会社でも会議、説明会、研修等で聞かれるタイミングがあると思います。
「何か質問やコメントはありますか?」

この絶対的正解は1番初めに挙手をして発言することです。これだけで周りと大きく差がつき、会社に評価される人材に近づきます。

目次

挙手の効果

あなたの会社ではこのタイミングでどんな反応があるでしょうか。恐らくはほとんどの場合、誰もコメントせずに場が静寂とするのではないでしょうか。

ここで真っ先に挙手して発言するのは簡単ではありません。むしろほとんどが出来ていないのだから、非常に難易度が高いと言えます。そして、だからこそ挙手が出来る人が評価されるのです。

ここで経営の神様と呼ばれる松下幸之助氏(パナソニック創業者)の言葉を紹介します。

もう一つ申し上げたいのが、「質問の手を挙げたら昇格」というお話です。

ある時、幸之助さんは「わしは創業期から従業員によう話をしたもんや。その後で時間があれば〝なんぞ質問ないか〟と聞くようにしていた。そしてパッと手の挙がる従業員の名前を覚えておく」と言われました。

「覚えてどうなさるんですか」と聞くと「昇格」とおっしゃったんです。

まさか、冗談だと思うでしょう?

するとこんな説明をしてくださったんですね。

「わしは現場の情報を皆から得たくて聞いている。でも、もう一つ理由があるんやで。それは何か?誰が松下を継いでくれるか、経営の幹部になってくれるか。後継者を求めているんや。わしが質問ないかと言った時にパッと反応できるためには、まず問題意識が必要や。

また皆からええ格好しいと冷やかされるし、勇気も要る。でもわしが『質問ないか』と言った時に、これを絶好のチャンスと受け止めて行動で示せる、そういう逞しい人材を後継者にせずして会社の発展はない」と言うんですね。

ニコニコと質問をしながらも、内心ではそういう考えを持ちながら行動されていたことにハッと目の覚める思いがしました。

松下幸之助の判断基準 | 岩井 虔

皆さんにも思い浮かべていただきたいのですが、私の社会人経験からも挙手出来る人が昇格する傾向は顕著にあります。経営者や上長は常に人員を評価しているものです。挙手することによって下記の様な幅広い能力をアピールすることが出来ます。

  • 積極性
  • 理解力と思考力
  • 学ぶ意欲や上昇志向
  • 勇気と逞しさ
  • コミュニケーション力

そして何より発言者は発表者に好かれます。発表者は常に反応を求めています。質問、コメント、議論の発展がない会議ほど寂しいものはなく、相互コミュニケーションがなければそれはただの発表会です。録音して流せば良いのです。私は何も発言しない会議出席者は時に不要だと思っています。

発言は出席者全員の理解を深め、議論の発展を促す素晴らしい行動です。誰しも自己顕示欲は持っていますので、発表者は喜んで答えてくれるでしょう。結果、あなたの評価は高まります。

何故挙手は難しいのか

何故誰も挙手しない状況が往々にして生まれるのでしょう。私は原因は恐怖心にあると思っています。

  • 目立ちたくない(周囲との同質化)
  • 緊張する
  • 発言内容が浮かばない
  • 間違った発言をしたくない
  • そもそもメリットがないと思っている

皆さんの子供時代を思い浮かべて欲しいのですが、小学校では進んで手を挙げていた方も多いのではないでしょうか。それが中学、高校に進むととたんに恥ずかしさや自信のなさからか減ってきます。日本の出る杭は打たれる様な横並びかつ減点方式の教育も影響しているのかもしれません。

坊シーサー

小1の時、せっかく挙手してるのに先生が全然当ててくれなくて悔し泣きしたな〜

ただ世界に目を向けてみると、人前で話すことが苦手なのは万国共通の悩みだと分かります。社交的に見えるアメリカで実施されたアンケートでも、「1番恐怖を感じるもの」の1位はパブリックスピーキング(人前で話すこと)という結果になっています。

引用:America’s top fears | The Washington Post

一般的に恐れられる高所、虫や蛇、溺れること、暗闇、ゾンビや幽霊よりも、パブリックスピーキングがなにより怖いという結果です。ですから、現状あなたが出来ていなかったとしても安心して大丈夫です。皆んな同様です。だからこそ、これを克服すれば周りとの大きな差になり、評価されることでしょう。

挙手するための心持ち

では、最後に挙手を少しでもし易くなる様な方法を紹介します。ポイントはどう恐怖心を克服するかです。

STEP
目的意識とメリットを強く意識する

そもそも何故挙手をする必要があるのか、常に意識して下さい。目標の1億を達成し、自由を手に入れるためですね。挙手をすることで本編で記載した様な効果が期待でき、収入最大化に繋がります。目標達成のため、意思を強く持って実行して下さい。

STEP
事前に発言内容を準備する

最後に質問を聞かれてから考えていては遅いです。いつ聞かれても良い様に、発表中に発言内容は考えておく癖をつけて下さい。会議の議題は大抵事前に決まっているものなので、会議前から準備してしまうのも非常に有効です。例え発表の機会がなかったとしても、会議に集中し思考力を磨くトレーニングになります。

それでも発言内容が浮かばない時もあるでしょう。1つ簡単なテクニックを紹介します。発表者が1番言いたかったであろうポイントを短く纏め、「私はポイントをこう理解しましたが、あっていますでしょうか。」と聞きましょう。この方法であれば、多くのケースに適用出来ます。

そもそも発表者はコメントを期待していますし、1番言いたかったポイントに対しての質問になりますので、快くポイントを補足して強調してくれることでしょう。慣れてきたら、ポイントに対しての自分の意見も付け足す様に出来るとなお良いです。

STEP
役者になって実行する

素の自分であれば緊張しますし、恥ずかしさもでます。職場である限り素の自分は捨て、プロの従業員という役者になって下さい。経営者になる人は誰しも経営者という役者を演じています。素の感情で動いては経営は成り立ちませんので、会社の利益のためになることを常に意識し行動しています。

あとは実行あるのみです。緊張は悪いことではありませんので、多少の緊張は受け入れ、慣れて下さい。挙手の良いところはスキルが必要ないことです。今すぐ実行に移せ、コスト対効果が非常に優れたテクニックなので、目標達成のために今日から実行しましょう。

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